iPod touchで第4世代を選んだ理由
そもそも、なぜiPhoneではなくiPod touchなのか、というところかも。
スマホがあれば済むんじゃないの?と大抵の人は考えるだろうし、
実際そのとおり
ただ自分がDoCoMoユーザなのでiPhoneを使うという選択肢がないに等しい
(無理すれば使えるけど、コスパ悪いし色々不便も伴う)
家族間通話用にウィルコムのPHSも持ってるので、3つも携帯電話持ち歩くなんてやり過ぎ、というのと、
あくまでiPodの容量をアップしたかったというのが主目的なのでこういう選択肢になった、と。
iPod nanoだと現行で16GB
第7世代 Apple iPod nano 16GB スレート MD481J/A
これは低圧縮高ビットレート(AAC320kHzなど)や、可逆圧縮音源(ALAC:アップルロスレス)で曲を入れるとすぐパンクする容量
(高圧縮だと1曲5MBそこそこだけど、ロスレスだと30-40MBになったりする)
一番大容量だとiPod Classic(160GB)があるけど、
いかんせんデカい。重たい。
Apple iPod classic 160GB ブラック MC297J/A
さらに、アンプ部が今ひとつなので音質的にもtouchのほうがいい
iPhoneやiPodは世代によってアンプ部の素子や作りが違うので一概には言えないものの、
touch>iPhone
という評価が定番。
ClassicとiPhoneはドングリの背比べというか…
(旧世代Classicを改造して高音質化した「iMod」なるものも存在する)
なので、容量的にも音質的にも、あとサイズ的にもtouchがいい感じ
そして第4世代と第5世代
当然デバイスとしての性能はメモリ容量が倍になってる第5世代の方が優れているものの、
厄介な点が一つ
外部機器と繋ぐDock端子、これが長く使われてきた30pinから
Lightningという新しい仕様に変わっていること
この違いが一番大きい
旧ドック対応の各種コネクタや製品はもの凄い数が出ている
ドックに挿して使うものは、その形状やサイズも計算に入れてデザインされている
ところがLightning仕様と互換性を持たせようとすると、変換コネクタをかますことになってかなり不安定
Apple Lightning - 30ピンアダプタ MD823ZM/A
↑こういうの
さらに、Lightningは30pinドックよりはるかにコンパクト…言い換えれば華奢
同じ力がかかっても、端子部が小さいので数倍の力がかかる計算になるので色々不安
そしてDAPとして一番困るのが、信号出力の違い
30pinの旧Apple Dockからは、デジタル出力もアナログ出力も可能
(デジタル出力はAppleのライセンスを取得した製品しか対応していない)
iPodのアンプ部はどうしても電源やサイズの制約を受けるので、イヤホン端子からの音声出力は音質面ではそれなりにしかならないため、高音質で聴きたい人はDock端子からの信号を取出し、外部のアンプでイヤホン、ヘッドホンやスピーカーを鳴らす
で、旧ドックからはアナログ信号を取出してポータブルヘッドホンアンプに取り込めたのが、Lightningではデジタル出力しかできない(しかもライセンスがない製品には取り込めない)ため、Dock経由の音声出力が難しいという点
いずれはLightning対応の各種製品ももっと充実したり、信号取出し方法も変わってくるかもしれないけど…
なので旧Dockを備えたtouch第4世代にこだわらざるを得なかった
これはiPhone 4sまで(旧ドック)とiPhone5(Lightning)でも同様
愛用のポータブルヘッドホンアンプ(ポタアン)は、
RSA(Ray Samuels Audio)のEmerline the Tomahawk
http://www.raysamuelsaudio.com/products/tomahawk
アメリカのファクトリーメーカーのもので、
ノイズのなさ、音の正確さが段違い
Dockケーブルは国内ガレージメーカーのオーグライン使用品
↑こういうやつ
メインのイヤホンは
Ultimate Ears TripleFi 10(通称10pro)
サブ(?)が
Shure SE215
少なくともDAPとしてはこの構成、かなりのお気に入りです
今のところ、Lightning対応のポータブルアンプでコンパクトかつ性能が良くてお値段もリーズナブルってのは残念ながら…
なので、手軽に高音質を楽しみたい人は、
少なくとも現段階では旧30pinドック機種を選ぶのが正解だと思います
(ドック出力ならiPhoneでもtouchでもClassicでも音質面では関係ない。ただし電話としての使い勝手とか大きさ、重さ、容量、タッチ液晶かクリックホイールかなどで選ぶ必要有り)