ITマイノリティの周回遅れメモ

古めのPC、ガジェット、古いOS、MacにiPod touch...完全に周回遅れでもIT社会であっぷあっぷしつつ生きるためのメモ的blog

スマホ普及率報道は…

スマホ保有家庭49.5%=固定電話、パソコン減少-総務省調査

 総務省は14日、家庭や企業の情報通信サービスの利用に関する2012年通信利用動向調査結果を発表した。12年末時点のスマートフォン(多機能携帯電話)の世帯保有率は49.5%だった。10年末は9.7%、11年末は29.3%で、急速な普及を裏付ける結果となった。
 スマホと同じく普及が進むタブレット型端末の保有比率も、11年末の8.5%から15.3%に高まった。一方、固定電話は4.5ポイント低下の79.3%、パソコンは1.6ポイント低下の75.8%で、減少傾向が続いた。(2013/06/14-16:36)

時事ドットコム

  

スマホが急速に普及、と聞いて

「そうなのか」

「すごいな」

と受け取ったり、

「自分は乗り遅れるんじゃ…」

と焦る人も多いと思うけど、

こういう上っ面だけの数字や恣意的な「分析」コメントに踊らされる必要はないです

 

 

ある程度の「傾向」は出てるし、

まあ国のお役所が公表してるので

携帯業者や家電屋さんの発表よりはマトモですが

 

…貴方自身、この調査受けましたか?

 

TVの視聴率みたいなもので、

国勢調査レベルで本当に全数調査するなんて無理

なので、

ある程度の信頼性はあっても数字に絶対的な信頼性はないんですね

 

そして

ここ数年、携帯電話は「2年縛り」

 

つまり、2年ごと買い替えないと「損をしますよ(だから買い替えてね)」

という売り方になっているわけで、

 

買い替え時期に売り場に行くと…

 

ガラケーなんて、一昔前の

・お子様向け安心だフォン

とか

・お年寄り向けらくらくフォン

みたいな扱いになってて、もはや大多数の人の選択肢にはなり得ない状況

 

そりゃ2010年、2011年ときて2012年…2年経ってますもん

 

なので、

「スマホをスマートフォンとして使っている人」

(変な日本語だけど)

よりも、単に

「携帯電話を買替えたんだけど今時はスマホなんだねー」

という人が多いことが容易に推察できるわけです

 

通話、メールと目覚まし時計、あと暇つぶしゲーム

 

これにガラケーでもあった

GREE、モバゲー、アメブロあたりが加わったところで

ガラケー時代とはユーザインタフェースが変わっただけ

画面が大きくタッチパネルになっただけです

 

 

あとね、

「世帯」もくせ者

爺さん婆さん父ちゃん母ちゃん兄ちゃん姉ちゃんに弟妹

この中で1人でもスマホ持ってたら

この【49.5%】にカウントされるんですよ

 

だから、

・子供お得意の「今時【みんな】持ってる」(から買ってくれ)

とか

・やばい、今時【みんな】スマホなのに乗り遅れる」

みたいな話は却下でOKです

 

堂々とガラケー使いましょうw

 

 

それにね、

ただのメールやらお店のクーポンやら

しょーもないお喋りに写真の見せびらかし合い、

暇つぶしのパズルゲームごときのせいで

逼迫してる通信電波帯域をさらに圧迫してるわけですよ

 

…アホかと。

 

業者は

【通信量が増えれば通信料が増える】

ので儲かるけど、

震災や回線パンクで明らかになったように

通信インフラ自体綱渡り状態なんです

 

データ通信量をいかに抑制するか、

UIやユーザビリティ(使い勝手)、パフォーマンスを落とさずに

通信量を節約してインフラに負担をかけないこと、

通信データのインフレを起こさないように業界を指導するのが

まさに総務省の仕事でしょ?

こんな目先の数字だけ時事通信に垂れ流されてる場合じゃないでしょうに

 

 

技術の進歩やツールの普及は基本的にありがたいこと、いいことですが

・必要があれば使う

・どうせなら便利な使い方をする

・効率的かつ効果的に活用する

のが大事なわけで、

 

・必要もない人に高くて通信量(通信料)のかさむモノを買わせる

・混乱させて無駄なサービスに加入させる

・ついでにユーザを囲い込んでさらに上前をはねる(ドコモのdサービスに代表されるもの)

 

こんなのに踊らされる必要は皆無というか、回避すべきです

 

スマートフォンは、

スマートな使い方ができる人が使ってこそ役立つモノであって、

ガラケーの機能すらロクに使えなかったり

デコメや着メロ、パズルゲームに今日の占いやってたタイプの層に使わせるもんじゃないでしょう…

 

ちょっとチラシの裏的な話でした