Macユーザのストレス
昔に較べればMacとPC(Windows系)との互換性は高まってきているとはいえ、
やっぱり色々不便なこともある
一般的なアプリケーションは、互換性があるか
似たような機能のものがあるので使い方として困ることはあまりない
ところが、周辺機器となると話が違ってくる
Windowsにしか対応していない機器が結構ある
最近のMac人気のせいか、
一応Mac OSに対応した機器は確かに増えてきた
それでも、
周辺機器についてくるユーティリティソフトウェアの大半はWindows専用で、
Macに対応しているものはかなり少ない
周辺機器を購入した場合、
ユーザはその機器と、一緒についてくるソフトウェアの両方を購入するわけで
その一部が使えないというのは
いわばパッケージの一部だけを、パッケージ全体分の価格を払って購入しているわけで
割高感が否めない
それはMacユーザとしては当然のこととして割り切らなければいけないとはいえ、
いつもストレスのかかるものである
今日もそんな目に遭った
バックアップ用に外付けHDDを買おうとした
単なる外付けHDDなら、今時はWindowsだろうがMacだろうが、
あるいはLinuxだろうが使えないことはない
それどころか大手メーカーのTV、東芝のレグザやシャープのアクオス、パナソニックのビエラやソニーのブラビアなんてのにも対応しているモノが多い
でも、それは単なるHDDとして最低限の機能を果たすというだけの話
読み書きの高速化
あるいはセキュリティ面、特にパスワードロックや暗号化となると一気にMacは不利になる
仕事で使っている場合は当然のこと、
個人でパソコンをホームユースで使っている場合でも
金銭に関わるデータや個人情報など、おいそれと他人に見せたくないデータがハードディスク内にあるのは当たり前だ
これをソフトウェアで暗号化することや、
ディスクを手にした他人が接続しても簡単に覗かれないよう、パスワードでロックできるHDDは、今や当たり前のように安価に売られている
だが、その暗号化やパスワードをかけるのが、
付属するソフトを使わなきゃならない
そしてそのソフトは、Windowsにしか対応していないという…
Windowsユーザなら、
軽く検索をかけて、数千円〜1万円台で気に入ったものをポチれば翌日〜数日後には入手できるお気軽アイテムなのに
Macで同じことをしようとすると、多くの製品のページを開いて、細部の仕様を確認しては
がっかりしてまた次の製品を探す、というイライラするプロセスを繰り返すことになる
このめんどくささとストレス、さらに割高な製品を買わされるコストは
積算すればかなりの負担
MacOS自体のユーザビリティは明らかにWindowsより上なのに、
いっそWindowsPC買っといた方が安上がりで簡単、手軽じゃね?という気分にさせられるし、ひょっとしたらそっちのほうが合理的かもしれない
悪貨が良貨を駆逐するという典型例ですな…